- 最近物忘れがひどい…認知症かもとお困りの方
- このような症状はありませんか?
- 加齢による物忘れと認知症は違う!?
- 物忘れの原因は加齢?認知症?脳疾患?
- 物忘れの兆候がある方は、脳ドックで早期発見・治療を
最近物忘れがひどい…認知症かもとお困りの方
物忘れは誰でも経験したことがあると思います。生きていく中で、全てのことを覚えておくのは困難であり、覚えておく必要がないことを忘れるのは、忘れてはいけないことを覚えておくために重要です。また、年を重ねて物忘れが多くなるのは、加齢に伴い記憶力低下するためでもあります。
物忘れが起きるのは、認知症が原因になっている場合もあります。初期の認知症による物忘れは、ただの物忘れではありません。認知症を放っておくと徐々に症状が悪化してしまい、生活にも大きな影響を与えます。
さらに、物忘れは加齢や認知症以外にも、脳の病気が原因になっている可能性もあります。原因を突き止めるのは非常に困難のため、いつもと違う感じがしたら早めに脳神経科にご相談ください。何らかの異常がある場合、早期に治療することで病状が酷くなるのを防いだり、進み具合に緩やかにしたりできます。
長い人生、生活の質を下げずに健康で生きていくため、病気を早期発見することは大切です。
当院ではMRI検査などで患者様の状態を詳しく調べ、脳神経外科専門医が診断します。患者様ごとに合った治療をしていくので、ご安心ください。周りの人に物忘れを指摘されたり、自分で物忘れが気になったりしたら、早めに当院にご来院ください。
このような症状はありませんか?
- 同じ話題を繰り返し話す、また聞いてしまう
- どこに置いたか忘れ、いつも何かを探している
- 自分の好きなことをしたいと思わなくなった
- 家の近所など慣れた道で帰り道が分からなくなった
- 運転中、どこかにぶつけることが多くなった
- 同じものばかり作ってしまう、料理がまずくなった
上記の症状に当てはまる物忘れは、加齢ではなく、初期の認知症である可能性があります。周囲の人間から指摘されたら、一度当院までご連絡ください。また、認知症の疑いがある方のご家族は、相手を気遣いながら受診することを勧めてみてください。
加齢による物忘れと認知症は違う!?
加齢による物忘れと認知症の見分け方はあまりはっきりしていません。認知症のタイプによって、ざっくり分けられます。
加齢による物忘れ | 認知症 |
---|---|
物忘れの自覚がある | 物忘れ自体が分からない |
ご飯に何を食べたか忘れる | ご飯を食べたことを忘れる |
場所、日にち、曜日などを間違える | 場所、日にち、曜日などが分からなくなる |
間違えを教えてもらうと、自分の物忘れや勘違いに気付ける | 間違えを教えると、ごまかしたり、話をそらしたりする |
探し物は頑張って自分で見つける | 探し物は盗まれたと考えてしまう |
物忘れの原因は加齢?認知症?脳疾患?
加齢によるもの忘れ
年を重ねると、抵抗力や筋肉、基礎代謝、感覚(耳の聞こえ、においなど)などが低下するとともに記憶力も衰えていきます。年を重ねていくと記憶力も低下していきますが、比較的に物忘れの進み具合はゆっくりです。間違いを教えてもらうと、自分の物忘れを気づける場合、年齢が原因である可能性は高いです。この前までできていたことができなくなったり、急に人の話についていけなくなったりすることはありません。年を重ねて落ちた筋肉や記憶力はトレーニングすればそれ以上悪くならないので、健康的な暮らしを続けるためにもトレーニングは必要です。
加齢によるもの忘れの特徴
- 物忘れが多いことを自覚している
- 何をしたかは覚えているが、内容は忘れてしまう
- 通常通りの生活を送れ、いつもしていることも行える
- 正しいかどうかの判断が自分でできる
認知症によるもの忘れ
記憶力の低下や計算、学習、判断、考える力、理解、言葉を理解する力が低下するのが認知症です。どんなことをしたか、また何をしたかさえ忘れてしまいますが、それを教えてもらっても理解できていないようだと認知症である可能性があります。
認知症によるもの忘れの特徴
- 自分で物忘れが多いことを分かっていない
- 何をしたかを忘れる
- 日常生活に影響が及び、いつもしていることもできない
- 正しいかどうかも分からなくなる
脳疾患によるもの忘れ
脳に何らかの病気があり、物忘れが症状として現れている場合もあります。水頭症、脳腫瘍、慢性硬膜下血腫などが原因として挙げられ、速やかに治療を行う必要があります。脳の病気を見つけるため、MRI検査などで専門的な知識を持つ医師が細かく分析していきます。当院は、大学病院などで勤務歴がある経験豊富な脳神経外科専門医が治療を担当いたします。脳の病気や大きさ、病変が発生した部位などで物忘れ以外にも症状が現れることがあります。次のような症状が思い当たる方は、お早めに当院までご連絡ください。
慢性硬膜下血腫
痙攣、しびれ、麻痺、頭痛、嘔吐、吐き気、上手く話せない、やる気ができない
脳腫瘍
嘔吐、吐き気、頭痛、視力の低下、身体の片方が麻痺している、表情がこわばる
水頭症
嘔吐、吐き気、頭痛、倦怠感、食欲不振
物忘れの兆候がある方は、脳ドックで早期発見・治療を
物忘れが気になる方は、当院で脳ドックをお受け頂けます。脳ドックは、優れた技術と知識を持つ脳神経外科専門医がMRIなど詳しい検査で物忘れの原因を突き止めていくため、異常が発見されれば早期に治療を始めることができます。患者様の状態に合わせ、オプションの追加やコースの選択も可能です。検査結果が出たら、脳の異常はないか、脳の病気の前兆や発症リスクといったことを丁寧に分かりやすくご説明いたします。その後、治療やケア、フォローの内容をしっかりお伝えしていきます。